賽は投げられた

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賽は投げられた

自閉症グレーの長男とまだ赤ちゃんの次男を抱えたすったもんだの日々を綴ります。

苦しかった幼稚園選び②

前回の続きになります。

risiko.hatenablog.com


療育先に相談


もともとウジウジ虫な私は、悪路も重なって、説明会はギリギリになっていきました。
説明会に行っていない段階で、一度、療育先で相談できる機会がありました。


その時は、ちょうどお盆休みでダンナも一緒。
二人で、半期のりょたの成長の説明を受け、幼稚園の話へ。


前に先生が話していた言葉があります。

「自由に遊ばせる幼稚園と、ある程度、課題が決まった幼稚園と大きく分けて二つあります。自由に遊べる園は、自由でいい半面、自由にすると何で遊んだらいいのかわからない子もいます。課題が決まった園は、課題を取り組むのが嫌で立ち歩く子もいます。どういう園がいいのか、そのお子さんたちの特性を見て選んだ方がいいですよ」


その言葉があったので、先生にどっちがりょたはいいですか?と尋ねました。


「就学のことを考えるなら、ある程度、課題がある方がいいですよ」


意外な言葉でした。
就学。

目先のことばかりの私は、小学校のことまで考えていませんでした。


「りょたちゃんは、次はこれだよと促せばできますし、これをやってねと課題を渡した方が落ち着くと思います」


なんとなく自由にのびのびとと思っていた私にとって、また意外な言葉。


先生「ただ、人数は多くない方がいいと思います。20人未満。先生も二人くらいの。手放しにしていられる子ではないですから、先生の目の届く範囲が広いところがいいと思いますよ。どこの幼稚園を考えていますか?」

私  「A幼稚園が近いので考えています」

先生 「そこならここに通うお母さんから『接し方が良い』と聞いたことがありますよ」


ということは、幼稚園も受けれやすいということなのかな・・?
考えこんだ私に、先生はダンナに話をふりました。


先生 「ご主人はどう考えていますか?」

ダンナ「先生のおっしゃる通りだと思います。幼稚園は、小学校へ行くためのステップなので、それに合うところに行かせればいいと思います。それに、こいつは、自由に遊べと言われれば、どこまでも自由に遊んでいられます。少々厳しくても、やるときはやると教えられた方が後々にいいかと」


先を見通している二人の話に、今まで闇の中に隠され、混迷していた幼稚園選びというものに、一本の光の道が通った気がしました。

幼稚園説明会


プレに行った幼稚園には、副園長先生の言葉が忘れられず、説明会には行きませんでした。
結局、説明会に行ったのは4つ。

今通っている本命のA幼稚園。
ここは、週の半分は給食があり、園バスもある。預かり保育もある。超近い。
賃貸で、引っ越しも考えている我が家にはありがたい条件がそろっていました。


他は、少し歩くB幼稚園・C幼稚園。
あとは、りょたによく似た特性を持つ子が良かったという書き込みをしていたD幼稚園。
ここはバスで送り迎えが必要です。

A→B→C→Dの順に説明会を受けに行きました。

A幼稚園(本命)

A幼稚園は、時間の半分は、子供たちの様子を見れ、園庭で駆け回る子。遊ぶ様子が見られました。
10時までは外で遊ぶらしく、10時になるとお片付けの曲が流れ、一斉に入っていきます。

教室のお集りの様子も見られました。

二人一組のロッカー。
いすには自分のものとわかるように座布団がひかれていました。

療育で自分のマークの席に座るということに慣れたりょたなら、椅子の取り合いとかにならずにいいなと思ったのです。


その後、教室で、歌と手遊びが始まりました。
その時、ポツンと一人、歌わずに手遊びせずにいる男の子がいたのです。

違う先生が、その子にそっと寄り添って、歌っていました。


その光景がとてもいいなと思ったのです。


りょたは、まだ手遊びを始めたばかりで、じっと見ることが多かったので、そばに先生がいるなら一人になることはない・・。
この園に通わせたいと強く思いました。


その後、説明会だったのですが、園バスなど、オプションが多い幼稚園だったので、なんというかプレゼンを聞いているような感覚でした。男の園長先生だったからかもしれません。


どういう風に子供を育てたいという思いを語る場面もありましたが、全面ではなく、園の特徴の説明が多いスッキリとした話でした。
知りたいことは、全部知れるという風な。


そこで私は肝心なことを聞くのを忘れていたのです。


療育に通う子の受け入れについて。


ダメじゃん。なにやってんのと今でも思いますが(苦笑)

人の多さに酔った私は、聞けずにその場を退散してしまいました。。。

B・C幼稚園

教会系のB・C幼稚園は、A幼稚園の説明会とは違い、子供をどういう風に育てたいか、感情に訴える説明でした。
親の出番も多く、日曜礼拝もある。
ただ、B幼稚園は、15人ぐらいのクラスで先生が二人付く。
C幼稚園は、1クラス20人程度。


A幼稚園は年少で2クラスあり、30名なら受け入れ可能ですと言っていたので、それよりはこじんまりとした幼稚園でした。


できれば、20人未満の小規模の方がいいですよと療育先の先生も行っていたので、悩むところでした。


説明後、それぞれの先生に療育に通っていること、受けいれはどうかの話を聞きにいきました。


結果は、プレの幼稚園の時と同じようでした。


「受け入れなくはないけど、必ずしも受け入れるわけではい」


療育に通っていると言った時、それまでニコニコ笑っていた先生がすっと真顔になる。


いくらいいなと思っても、その表情を見ると本音が見えた気がして、通わせるのを躊躇いました。


そのことをダンナに話すとドライな一言。


ダンナ「幼稚園だって、ビジネスなんだから。問題を抱えていそうな子を受け入れるのは、積極的じゃないんだろ」

私  「そうだね・・」

ダンナ「返事が曖昧だよ。断るんだったら、きっぱり断ってくれた方がこっちとしてはいいのに」

私  「そうね・・」


暗い気持ちになっていた私にダンナはダメ押し。


ダンナ「たかだか幼稚園だろ?義務教育でもない。履歴書にも残らない。幼稚園に入れなかったら、1年は大変だけど、区立っていう選択もある。療育先にも相談すればいい。道は一つじゃない」


道は一つじゃない。


うじうじ虫だった私は、幼稚園が決まるまで何度も何度もダンナに言われていました。

D幼稚園


A幼稚園を受けてみようと思っていても、二番目に良いなと思っていたD幼稚園の説明会に行きました。

その園は園長先生がとても家庭的な雰囲気で明るい感じでした。

園長自ら子供たちと教室に入り、フォローするという園長先生が全面にでてきていました。


教会系の幼稚園でしたが、「できる時にできる人が」をモットーとしているらしく、礼拝も必ず参加ではなかったです。


なにより園長先生の子供たちへの想いが素敵でした。


恐る恐る療育に通っていることを伝え、受け入れはどうかを尋ねました。


少しビックリした顔をした園長先生でしたが、真剣な顔になって

「そういうお子さんもうちの園に通っていますよ。またお話ししたいので、よろしければ、別の日に園に遊びに来てください」


そう答えてくれました。


今までの言葉とは違う言葉に感動しました。


説明会中、預かり保育もあったので、りょたも連れていきました。
楽しかったらしく、ぐずることなく、笑顔のりょたにD幼稚園もいいかもという思いが急浮上。

別の日に、幼稚園の様子見もかねて、りょたと見学に行きました。


午前中に行ったのですが、自由時間が長い幼稚園の中は、子供たちでごった返していました。

玄関にすぐおもちゃが積まれ、唖然としながらも中に進みます。


少ししたとこで、自由時間が終わりました。

先生が大声で「お片付けだよー。遊ぶのおしまい」と言う中、遊ぼうと思っていたりょたは不満げ。

玄関先にあったアルファベットのおもちゃのところへ。


その後、広い場所で、キリスト様の話をするため、一斉に集まってきました。

私たちも席が用意されましたが、遊べないりょたは不満爆発。

生徒たちの椅子がいいとごねだし、話が始まると逃走し、玄関のおもちゃへ。。


説明もなしにわけのわからぬまま座れと言われれば、りょたにとっては苦痛でしかたない。

わかってはいつつも、ポツンと遊ぶりょたに切ない気持ちになりました。


あつまりの話が終わると、園長先生が声をかけてくれましたが、とにかく忙しそう。

「少し待っててください。これから年長さんでお料理があるので、フォローに入りますから、その後お話ししましょう」


りょたは他の場所へ行くことを嫌がり、話すまで結局、玄関で過ごし、クラスの様子を見るのは、ちらっとしかできませんでした。


園長先生は、息を切らせながらも少し話を聞いてもらえました。
療育に通うこと、そして療育先で何をしているか、診断はまだついていないこと。

園長先生は親身に聞いてくれました。

私   「あの…席に座ってじっと話を聞くことがまだ難しいんですけど」

園長先生「年少さんでも何人かは慣れなくて経ち歩くお子さんもいます。でも、次第に慣れていきます。そうなるようにこちらも努力します」


ありがたい言葉でした。とっても。


一人一人を理解して伸ばしていこう。
そういう気持ちが強い先生なのだと思いました。


でも実際に目にしたのは、バタバタと先生があわただしく子供を誘導し、時には厳しい言葉をいう姿でした。

A幼稚園に比べると、園長先生を含め、ゆとりがない気がしたのです。


そのことをダンナに話すと、いつものようにドライな口調で言われました。


ダンナ「なんだかんだ言っても、がっかりしたんだろ。想像と違って」

私  「そうだね・・」


ここならと思いかけていたので、がっかり感は強かったです。


ダンナ「あのさ。幼稚園に療育と同じクオリティを求めちゃダメだよ」

私  「求めてるかな・・」

ダンナ「求めてるよ。療育は、人数も多いし、手厚い。その分、値段だって高いだろ?」


補助を受けているので1割負担ですんでいますが、正当な金額だったら、べらぼうに高くなります。


ダンナ「幼稚園は、どこでも一緒。人生がそこで決まるわけじゃない。近い方がいいよ。近い方が。合わなかったら、辞めてもいいんだし」


余りにも悩む私に、合わなかったら辞めてもいい、と繰り返し繰り返し言い聞かせられていました。



ダンナの言葉も受け、やることはやった。見れるものは見たということで、私はA幼稚園に面接を受けることに決めました。


ようやく決まった幼稚園ですが、まだ不安要素が。

それは、次男の出産時期とまるかぶりなこと・・・。


行けなかったらダンナに行ってもらおう。
いや、待っている間に産気づいたらどうしよう~!?とドキドキしながら面接の日を迎えました。

終わりにあたって

今回は長くなりましたが、幼稚園選びに苦悩した日々を書きました。


いやーーーー。今思い出しても胃が痛いです・・・(--;)


色々な幼稚園があるのだなと思ったいい機会でした。

それに、何よりも頼りになったのがちょいちょい出てくるダンナです。

療育先の先生も頼りになりました。


実は、説明会を一通り受けたあと、やっぱり悩んで療育先の先生に電話しました。

A幼稚園はいいけど、人数が多そうなのがネックだということを話しました。


「人数は多そうですけど、りょたちゃんを一度連れていってその様子を見てもいいと思いますよ。でも、最後はやっぱり
お母さんの良いなと思うカンを信じてもいいと思います」

そう励ましてくれました。

ダンナもそうですが、こういう話を聞いてくれる場所があって本当によかったと思います。


結局、A幼稚園に通うことになったりょたですが、今朝の登園は、満面の笑みで「先生ー!」と駆け寄って抱き着いてました(笑)


まだ始まったばかりで今後はわからないけど、今はこの園を選んでよかったと思ってます。




次は、つづきで、幼稚園の面接の様子を書きたいと思います!







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